OLD ASHIBA&SUGI アウトセット キッチンキャビネット
[SK0178]
ご紹介するのは、キッチンのキャビネット。
使いやすい、引き出しがたくさんついたもの。
いつもよく見るOLD ASHIBAの家具と、なんだか印象が違うように見えるのは、このキャビネットが、「アウトセット」タイプだから。
通常のOLD ASHIBA家具は、OLD ASHIBAでボックスを組んで、それをフレームにして、その中に、扉や引き出しを取り付けるので、「インセット」になります。
本日ご紹介するキャビネットは、ボックスの手前側に引き出しの前板がついた「アウトセット」タイプ。
塗装は、HPには選択肢と掲載していませんが「インテリアカラー・ハニー」です。
\それぞれ特徴がありますが、アウトセットタイプの大きな特徴が、箱を分割しても、目立たないこと。
冒頭のキャビネットも、一体で作れば重くて通常配送はできません。
でも、アウトセットタイプの場合は、ボックスを分解して、運べるサイズで作れます。
ボックス部分はほとんど見えなくなるので、OLD ASHIBAではなく、杉の新材を利用しています。
この写真の中で、古材を使っているのは、左側の引き出しの前板だけですね。
杉の新材を使うメリットもいくつかありますが、主には、
・板の厚みを薄くできるので、軽量化し、内寸を広く取ることが可能。
・古材とくらべて、新材の方が寸法精度も高く、加工しやすい
といった点ですね。
このキャビネットのボックス部分は27mmです。
一般的な家具では、ボックス部分の中が中空であったり、繊維版に、シート貼り、というケースが多いですね。
今回の客様は、私の友人であったということもあって、モニター的に、私自身が組立ましたが、実際にはここからの作業は、ご購入いただいたお客様にしていただくことになります。
ボックスを並べます。
隣り合うボックスとボルトで連結。
引き出しの取り付け。
引き出しを入れた状態。
こんな感じで、ボックスを並べていけば、幅の広いキャビネットも簡単に作れますし、通常配送が可能です。
最後に天板を載せたら出来上がり。
分割されたボックスでも、完成したら一体感が出ます。
天板もずれないように、ボルト固定。
引き出しを取り付ける前に固定しておきます。
完成ですね。
最近は、食器類も引き出しに入れる人が増えてますね。
特に、低い位置では、引き出しは取り出しやすいです。
お客様の要望で、右側の一番上はスライドテーブルにしました。
当初、無塗装の予定で、そこにお客様の方でカラーワックスを塗ってもらう予定でしたが、全体にワックスを塗布するのも結構な労力なので、今回は、表面にウレタン塗装をしていないステイン仕上げの「インテリアカラー・ハニー」にしました。
現在、OLD ASHIBA家具の塗装は、表面をウレタン仕上げにしたものしかありませんが、選択肢として、この「ステイン仕上げ」も追加したいと思ってます。
塗装費も安くなりますし、お客さま自身がメンテナンスできる、というのも魅力です。
で、今回は、手垢防止と、短期の撥水を目的に、蜜蝋ワックスを天板に塗布しました。
大型の家具の場合は、アウトセットタイプというのは有効ですね。
デザイン的には、インセットの家具程の「無垢感」「重厚感」というのはありませんが、前板、天板を古材にすることで、味わいを残しつつ、すっきりとして、洗練された印象にはなります。
商品データ*******************************
OLD ASHIBA&SUGI キッチンキャビネット
サイズ W1000 D450 H800
仕上げ インテリアカラー・ハニー
参考価格 100000円(税込 110000円)
別途配送費がかかります。
(2019年8月現在の参考価格です。送料、消費税額など変更になっている場合がございます)
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